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無痛分娩は本当に痛くない?私が無痛分娩を選択した理由。

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妊婦
「出産が怖い・・」
ほとんどのママが、そう感じたことがあるのではないでしょうか。
私は3人目の子どもを無痛分娩で出産したのですが、今回はその時の体験談を書いてみたいと思います。
 

無痛分娩とは?

麻酔薬を使用し、痛みを和らげながら経腟分娩を行います。
硬膜外麻酔という麻酔法が一般的であり、背中からカテーテルを通して麻酔薬を注入していきます。
意識ははっきりした状態なので自然分娩と同じように自分でいきみ出産でき、麻酔が赤ちゃんにかかってしまうこともなく生まれてすぐに産声を聞くことができます。
また無痛分娩には、ママの体力の消耗も少なく体の回復が早いというメリットもあります。

 

私が3人目に無痛分娩を選んだ理由

うちは2人目と3人目が年子だったこともあり、3人目を妊娠した時は前回の出産の時のことを生々しく覚えていました。
痛みがおさまってはまたすぐに痛む陣痛・・その繰り返しはまるで、自分で終わりを決められないシャトルランを走り続けるようなものでした。
3人目を出産した病院ではたまたま無痛分娩を行っていたこともあり「もうシャトルランはごめんだ!!」と思い立ったのがきっかけでした。
 

周囲の反応

両親や旦那も含め、ありがたいことに私のまわりで無痛分娩に否定的な人はいませんでした。旦那に最初相談した時の反応はざっくりこんな感じです。

私「無痛分娩で出産してもいい?そのほうが体の回復も早いみたいやし。」
旦「うーん、それ安全にできるん?」
私「麻酔するからリスクはゼロではないけど、そんなん言ったら何にだってリスクはあるやん?」
旦「・・まぁ、やりたいようにやったらいいよ。」
私「わーい。痛くない出産って、どんなんか楽しみ♪」
旦「自分の子どもに、お腹を痛めずに産んだ子って言ってもいいの?」
私「いいよ!(即答)
 
知り合いにも何人か話したところ、「〇〇さんも無痛分娩したみたいやけど、すごい楽やったって言ってたよ」なんていう話もちらほらありました。
 
欧米諸国では、約80%の人が無痛分娩を選択するのに対し、日本ではまだ全体の1割にも満たないそうです。
徐々に日本でも普及してきているとはいえ、まだ「痛みに耐えてこそ母親!」という概念が根強いのかなぁと思います。
 
周囲が何を言おうと、産むのは自分です。「痛みに耐えて産んだ子のほうが可愛い」なんていうことは絶対にありません。出産は人生の大きなイベントですが、あくまで生まれるまでの1つの過程です。当たり前ですが、出産の痛みによって愛情に差が出ることはありません。
 

費用面

個人的に無痛分娩のデメリットを一つ挙げるとすれば、費用が高かったことです。
無痛分娩を考えている方は、だいたい費用がどのくらいかかるかを病院に確認しておくのがベターです。
病院によって費用にバラつきがあるようですが、私の出産した病院では通常の出産費用+20万かかりました。
日本ではほとんどの方が出産育児一時金の制度を使用されると思いますが、私の住んでいる地域では出産育児一時金(42万)を差し引くと通常約5万前後の支払いになることが多いので、無痛分娩をするとだいたい25万円くらいの支払いになりました。

 

それで、本当に痛くないのか?

結論を言うと、まったくの無痛というわけではありません。
先生からは「無痛分娩にすることで、10の痛みが3くらいに減らせる」と説明がありましたが、私の場合まさにそれぐらいの痛みだったなぁと感じました。全体を通して、先生や助産師さんと普通に会話するくらいの余裕はありました。

例えるなら、かなりひどい生理痛を、出産前の数分間感じる程度です。

完全に痛みをゼロにすることは難しいと思います。というのも、麻酔が効きすぎるとお腹の張りが弱くなり、いきめなくなってしまうんですね。私の場合、麻酔が効きすぎて一時的に陣痛が遠のいてしまい、麻酔の量を調節してもらいました。まったく痛みがないという状況ではお産ができないようです。


麻酔を入れるために背中にカテーテルを通すのも、思っていたより痛くなかったです。
脊髄の近くに針を刺すので少し骨に当たるような変な感じはありますが、歯科の麻酔や注射のときのチクッとしたあとに薬が入っていく感じに似ていて、恐怖を感じるような痛みではないと思います。

 

まとめ

今回は無痛分娩の体験をもとにお話をさせていただきました。
私が無痛分娩をして一番良かったことは、妊娠中にノンストレスで過ごせたことです。
出産に対する恐怖を感じることなく、むしろ「どんな痛くないのか楽しみ♪」ぐらいの気持ちでいれたことが一番良かったかなと思います。
もちろん麻酔を使いますので、リスクが全くないというわけではありません。
病院からしっかりと説明を受けて、納得のいく出産方法を選んでみてください。

 

詳しい無痛分娩の体験談は、また後日お話させていただきます。

お読みいただきありがとうございました。